自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2011年5月28日土曜日

花粉回避旅行 32日目(デンバサールからクアラランプール経由羽田)

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2011年3月31日   帰国

6:30  ホテルの車でデンバサール空港に到着



6:32 デンバサール空港のロビー



バリ島の観光名所のポスターが、柱に貼られています。

1)棚田



2)ベニダ島の断崖絶壁海岸



3)ヒンズー教の神様は何処にでもいるそうですが、神様を祀る田圃の寺や家寺




6:50 チェックインカウンター

預ける手荷物の重量がオーバーした為、バッグから荷物を取り出している若い女性です。
ちょっとのオーバーではなく、相当量取り出していました。
(機内持ち込みは、重量をチェックをしないので、機内に持ち込むらしい。)

後ろで大勢見ているので(この写真は、かなり後ろから片手撮りしたのでブレています)、普通の日本人は、ここでバッグを開陳する勇気がなく、そのままペナルティーを払うと思うのですが、堂々としています。




そういえば、昨日のパタラム空港でも、欧米人の若いカップルが、預ける手荷物の重量オーバーを指摘されていました。

後ろで大勢待っているのを全く気にもせず、「ホテルで計ってきたので、オーバーしているはずがない。」「ここの秤が間違っている。」「責任者と話がしたい。」と20分程粘っていました。

マネージャーにも、「この扱いは納得できない」と二人で息巻いていましたが、結局、「他の秤で計ってくるが、その重量がリミット内であれば、この秤の異常を認める事」と言って引き下がっていきました。

大幅な過重量でしたので、秤の異常で済む話ではないと思うが、欧米人のバックパッカーは厚かましい。

ちなみに、この秤での私のバッグの重量は12Kgで、悠々リミット以下でした。


8:00 この飛行機に乗りましたが、満席でした。



8:27 バリ島デンバサール空港を離陸



10:43 マレーシアの上空



10:54 クアラランプール近くの海岸



10:59  
クアラランプール空港に着陸直前の油ヤシ園(パームオイルはマレーシアの特産)



11:35 
クアラランプールの格安航空専用ターミナル(LCCT)
(クアラルンプール国際空港(KLIA)からは20Km離れています。

他の空港と違って、LCCTの乗り換え(トランスファー)は、一度外に出て、次のフライトの搭乗手続きをする必要があります。

預けた荷物は、何もしなくても次の飛行機に載せてくれますが。



Air Asia の専用ターミナルですが、搭乗口はT1~18、S1~48、R1~70と沢山あります。



Air Asia 1社で、12時16分から17時5分までの約5時間で54便離陸しますので、1時間に11機飛んでいます。



11:53
この皿飯は15リンギ(400円)、缶ビール10.2リンギ(272円)、チキンから揚げ小片6リンギ(160円)
イスラム教の国では、酒を売っていないレストランが多いので、コンビニでビールを買ってから店に入る事にしています。しかし、イスラム国ではビールが高いなあ。




搭乗ゲートの待合室で鮪の釣り師と話す機会がありました。

この人が乗った船は気仙沼から出たそうですが、今の鮪漁船は、船長と漁労長だけが日本人で、その他の船員は日本人では経費的に合わないので、外国人だそうです。

この人は、漁労長で鮪釣りの技術をインドネシア人の船員に教えているそうですが、スマトラにベース基地があるそうで、3ヶ月ぶりに日本に帰るそうです。

この人から、興味深い話をお聞きする事が出来ました。

・フィリピン人の方が素直に話を聞くので上達が早い。その点インドネシア人はイマイチだ。

・鮪は、品質によって刺身用、ネギトロ等の成形用、缶詰用等に分かれるそうですが、釣り方の技術が質に大きく影響する。

・外国人の船員も1年も経てば一通りの事はできるようになるが、何年経っても肝心な所が理解出来ず、限界がある。

・しけで、船の半分位が波に突っ込んでいるような大揺れ状態になる事があるが、船酔いはしない。今は海の揺れに慣れているので、陸に上がっている時の方が変な感じだ。

・鮪が餌を食いに来た時に食わさないで、その直後、腹に釣り針を引っ掛けて上げるのが良い。これが高品質の鮪になる。

(普通に針に食わしてあげると鮪が暴れて品質が悪くなるのに対して、腹に引っ掛けた鮪は品質が良いらしい。)

(何百メートルも先の釣り針の状態が手に取るように判るらしい)

・この技術を持つ人は日本でも4,5人で、何人もの外国人に教えたがこれを出来るのはフィリピンに一人いるだけだ。

・大型鮪用の竿も自動リールもあるそうですが、高価なのにすぐ壊れ、使い物にならない。結局手釣りが一番だ。

・延縄もやるが、1000本の餌に1匹かかっていたら良い方だ。(そんなものなのか)

等々、興味深かった。今度、スマトラの鮪船基地を訪問してみよう。


14:40 クアラランプールを離陸

機内は搭乗率10%程でガラガラでした。
地震の影響で、この時期、日本に来る外国人は皆無に近い。




21:10 羽田空港に下降中

右側に、同時に下降している飛行機が見えましたが、並んで着陸しました。
羽田空港も大したものになりました。

2011年5月27日金曜日

花粉回避旅行 31日目(ロンボク島クタからバリ島デンバサール)

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2011年3月30日

西チモールまで行く予定でしたが、ロンボク島で切り上げて帰国する事にしました。

今日は、バリ島のデンバサール空港まで移動し、明日クアラランプール経由で羽田に帰ります。
バリ島から日本への直行深夜便にも乗れたのですが(JALもANAもガルーダもガラガラで、そっちの方が安かった)、インターネットでLion Air と Air Asia をブッキングしていました。

バリ島マタラム→バリ島デンバサール (Lion Air):2168円
デンバサール→KL→羽田 (Air Asia):41491円)

 
指定する時間に相客がいなかったので、マタラムの飛行場までは貸切で200,000ルピア(2,000円)でした。
シャトルバスであれば、200,000ルピアで、デンバサールまで行ける。

8:30 クタを出発




8:57 
バザールがあったので、車を止めて、ナシブンクス(紙で包んだおにぎり)を買う。

「幾らか?」と聞くと、後で降りてきた運転手が店の人と話を交わした後、「2個で10,000ルピア」と言う。

10,000ルピアを取り出そうとしていると、運転手はタバコを4,5本もらっている。

その手に乗るかという事で、この店では買わず、隣の店で買いましたが、2個で6000ルピアでした。





赤いのはトマトですが、甘くなく淡白です。



魚の干物と唐辛子



クタからマタラムへの道中風景













10:10 マタラム空港到着










13:10  乗る飛行機はWings Air ですが、Lion Air の子会社です。

ATR72-500は、ターボプロップエンジンでプロペラを回す双発機です。
ターボエンジンですから、タービンで圧縮した空気に燃料を入れて燃焼させてプロペラを回します。
その後、燃焼ガスが排出される時に更に膨張して排出されるので、この排出推力も利用していますが、総推力の20%位になるそうです。
羽根は6枚羽根で小さく、昔のYS11に比べると随分静かだと思いました。

(YS11も、ターボプロップエンジンで、羽根は4枚でもっと大きかったように思います。)



13:00 ロンボク島マタラム空港を離陸 
(燃焼ガスの排出口が下向きに付いているので、推力として利用しているかは疑問?)



13:40 ペニダ島の西海岸







ペニダ島は水に溶けやすい炭酸カルシウムを主成分とした隆起石灰岩の島ですが、南西海岸は高さ100mの断崖絶壁です。
水に浸かっている下部が溶けて切り込まれ、耐えられなくなった時点で上部が崩壊するのでしょう。






13:47 すぐにバリ島に着き、下降します。



13:48 バリ島デンバサール空港に着陸



明日の朝のフライトが8:30と早い。
飛行場の近くにホテルがないか探したが近くにはないので、飛行場で一晩過ごす事に決めて、のんびりする。

17:00 
ナシブンクスですが、紙ではなくバナナの葉で包まれており、ちと高かった。
(缶ビールとゆで卵1個とこのナシブンクスで40000ルピア。)




デンバサール空港は国際空港ではあるが、冷房の効いた搭乗ロビーにはフライトの○時間前の客しか入れない。

しかし、チケットを細かくチェックしているはずがないので、明日のフライトのチケットを見せて搭乗ロビーに入り、くつろいでいました。

が、腹も減ってきたので、バッグにネットを被せて置いたまま、搭乗ロビーから外に出てきました。


19:10 
空心菜(16,000ルピア)とビンタンビール(25,000ルピア)と



(ご飯の上に選んだおかずを載せてもらう)ナシチャンプル(25000ルピア)を食べて戻ると、





心配していた通り、置いていた荷物が不審物だとして大騒ぎになっており(昔、バリ島爆弾テロ事件があった)、搭乗ロビーから追い出されてしまいました。

空港のマクドナルドや芝生で、明朝のフライトを待っている人も多いのですが、送迎も含めて2435円の安宿に泊まりました。

2011年5月25日水曜日

花粉回避旅行 30日目 その3(マウンビーチ)

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2011年3月29日

Selong Belanak Beach,(クタの西12Km)
より、Mawun Beach (クタの西8Km)に戻ろうとしました。


より大きな地図で ロンボク島 を表示

13:00 この山道をバイクで走ります。



山を越えて下りると小さな村落がありますが、そういう山道のアップダウンを繰り返します。



13:02
そういえば、この日、バザールに商品を積んできたトラックが1台止まっていただけで、他の自動車には出くわしていない。






途中で、「マウンビーチはどこ?」と聞くと、「マウイビーチなら向こう。」とセロングビーチの方向を指差す。

変だなあと思いながらも来た道を戻る。
途中のガソリン屋で聞くと「マウンビーチは向こう。マウイはこっち。」と別々の方向を指差す。

Mawun とは別に、Mawi があった訳ですが、マウイはセロングの近くにあるサーフポイントでした。


13:43 マウンビーチ近くの村






14:00 マウンビーチ に到着

誰もいないし、何も無い。(ピークシーズン(乾季)でも、飲物を売る小屋があるだけらしい)





雨季ですので、海水の透明度は感動する程のものではありませんでしたが、クタビーチとは雲泥の差がありました。

半月の弧を描く静かできれいなビーチです。砂浜もきれいです。



マウン湾の出口



ビーチの右端で、漁をしている小船がありました。
こんな所で魚がとれるはずがないのにと心配になりますが、小魚がとれるのでしょう。




ビーチの後方は、牧草地です。
もう少し山側には、水田があり、道路が走っているのですが、砂浜の近くは水田に出来ないのでしょう。

ピーナツ、サツマイモ、ジャガイモ、玉ねぎ(ラッキョぐらいのサイズの赤い玉ねぎはバザールで見ましたが)等は、この地方に向いた作物だと思うのですが、見かけません。



日本の国家予算を使って発展途上国を支援するはずのJICAが、この辺りの事を気配りすべきだと思うのですが、期待はずれです。

JICAの支援プロジェクトを各国で時々見かけますが、大金を使って、極一部の人を対象としたしょうも無い事をやっているだけです。

日本語やKAIZENや5Sをごく一部の人に教えるような企画はそもそもナンセンスで、誰にも知られていないし、その国の多くの人の為になっていないと思います。

道路や建物等への中国のインフラ支援は、現地の役に立っているし、良く見えます。

また、経済進出も各地に中国人が経営する店やホテルや工場が出来ているのですから、日本の支援よりはるかに役に立っています。

彼らの貧困からの脱却は、中国のインフラ支援と中国人の経済進出と欧米人の観光客に拠っているという状況で、中国への期待は大きいのです。

JICAは、その活動の内容や予算が一般の人の目に付きにくく、外部からのチェックが甘い。

民間ではないので自分で稼ぐ必要がなく、国から使ってくれとお金が落ちてくるだけですので、対投資効果を精査する事もせず、自分達職員の既得高級待遇維持だけを考える組織に成り下がっているのでしょう。

(最近、JICAの予算は下がってきたが、案件を減らして減らしているだけで、巣食う職員の数や待遇は変わっていない。)



15:15
山際の水田地帯に戻って来ました。
刈り取りり直前の稲田の向こうでは田植えをしています。


自然と人の暮らしが調和している美しい風景です。



15:33 
この道を登ってきました。
この下に見える湾は、マウンビーチではなく、もう一つクタ側の湾です。



山越えの峠から見えた風景
(家と椰子の木が散見しますので、人が住んでいます。)




15:40
これが、クタビーチとクタ村の全景です。






17:00 クタビーチ



ここでも、50m程先の浅場で漁をしている小船が見えます。




クタの漁村の中に雑貨屋があったので買ってきました。
水(5,000ルピア)、ビール(20,000ルピア)、トマト(11,000ルピア)

ソーセージや缶詰の類は売っていないし、こっちのピーナツはまずいので、ビールのつまみになりそうなものは見当たりませんでした。




ここでビールを飲んでいると、隣の部屋にいる子が顔を出しました。


明日はこの宿を出るので、要らなくなった麦わら帽子とかヤクルトとかをあげましたが、その後、三十歳前後の男が出てきて、色々話をしました。

彼らの部屋のもう一つ向こうの部屋に、もっと年上の人が2人いて、この4人組で、ここで仕事をしているそうです。

どんな仕事かと聞くと、車を指差しましたが、車には測量用のポールが積んであるので、測量の仕事をしているようです。バリ島から来ている。

この子供は中学校を出たばかりで、最も若いスタッフという事でした。

この子に、スプーン、フォーク、缶きり等がついたスイス製のナイフとステンレスのコップとどっちが欲しいかと聞くと、ナイフを指差したので、ナイフをプレゼントする事になりました。



スコールが降ってきたので、簾を下ろしましたが、長さがちょっと違う。

自動車にしろ、日本製品は隅っこがすっきりしており、隅々への気配りが命ですが、こっちは、大雑把です。

機能に影響はないので私は良しとするのですが、日本ではクレームをつけられるかもしれません。