自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2011年10月30日日曜日

日光・群馬の百名山登山 その1(赤城山)

1964年に刊行された深田久弥の日本百名山は、彼なりの基準と主観で選んだものであるが、当時と山の状況が変わっており、現在であれば選ばなかったであろう山がかなり多く含まれている。

深田の選定基準について、この本の後記で次のように書いている。

1)山の品格
 (厳しさか強さや美しさか何か人を打ってくるもののない山は採らない)

2)山の歴史を尊重
 (昔から人間と深くかかわりを持った山をはずすわけにはいかない。
 人々が朝夕仰いで敬う山は山霊がこもっており、名山の資格をもっている。
 ただ、近年の異常な観光産業の発達は古いいわれのある山を通俗化して、
 もはや山霊も住み所がなくなっている。そういう山を選ぶわけにはいかない。

3)個性のある山
 (形態であれ、現象であれ、乃至は伝統であれ、他に無く、その山だけが具えている
 独自のもの、それを私は尊重する。)

付加条件として、おおよそ1500m以上。

深田が登った頃から50年以上経っており、山の環境が大きく変わり、現在であれば
深田は選ばなかったと思われる山は多いが、知らない所に行った時に登る山を
選ぶ参考にはなる。

私が良い山だと思う基準は、次のようなものです。
1)麓から見た山の姿が良いこと
 (名古屋辺り一帯から仰ぐ御嶽山、恵那から見る恵那山、弘前から仰ぐ岩木山、
 東北本線で見える那須岳、安達太良山、岩手山。
 鳥海山や月山、白山、大仙、富士山等も麓から見て姿が良い。)

2)登山のアプローチが楽しめる事
 (登山の楽しみはそのアプローチにある訳で、頂上近くまで車やロープウエーで行ける山は、
 登山の対象として良い山ではない。
 少なくても、頂上まで3時間以上歩く山でないと登山とは言えない。

 車やロープウエーを使わず、別の登山ルートで麓から登れば楽しめるという事はあるが、
 観光者が押し寄せて通俗化している山はやはり良くない。)

3)頂上からの眺望が良い事
 (せっかく登った山ですから、頂上からの眺望が良い事も必要です。
 従って、樹林限界を超えている必要があります。)

この辺りの山としては、谷川岳、平標山、巻機山、守門岳、朝日岳、平ヶ岳、魚沼駒ケ岳、
会津駒ケ岳、燧ヶ岳、至仏山等には登っているが、深田の百名山に入っている、下の
地図にある山々には、全く興味がなく登っていません。

が、紅葉の見物がてら登ってみる事にしました。


より大きな地図で 日光群馬の登山計画

2011年10月23日 赤城山(海抜1828m)

高崎線から見える赤城山は確かに大きくて立派な山であるが、如何せん、現在は道路が
頂上近くの大沼まで入っており、登山の対象となる山ではなくなった。

深田は1926年に初めて赤城山に登っているが、その当時はわたらせ線の水沼駅(海抜300m)
から登ったそうで、高低差1500mの立派な登山であり、他の人にまったく会わなかったと
いうことなので、山の様子も今とは違っていた。

日本百名山が発行された1964年当時は、箕輪(海抜950m)まで道路ができており、
簡単に登れるようになっている。
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埼玉県川口市から122号を通って、桐生を抜け、赤城山の大沼に12時過ぎに到着。

途中のコンビニで買ったおにぎりとジャムパンを食べた後、赤城山最高峰の黒檜山に向かう。

<コースタイム>
12:30 黒檜山登山口(大沼湖畔、海抜1360m)
14:00 黒檜山山頂(1828m)
14:40 駒ケ岳
15:20 大沼(駒ケ岳登山口)
15:35 大沼(黒檜山登山口)

12:30 黒檜山登山口(大沼湖畔、海抜1360m)


大沼の向こうの地蔵岳(手前)と長七郎山(左奥)


13:21 黒檜山の頂上らしいが。

13:35 黒檜山の山頂


14:00 黒檜山山頂(1828m)到着

1360mから1時間(450m)の登りで登山とは言えない。
曇っており、周りの山も見えず。




頂上付近の道(駒ケ岳に向かう)


14:10 大沼の向こうの山が地蔵岳で左奥に小沼と長七郎山。

高い山の急峻な山頂近くで人が長く暮らせるはずがないので、国定忠治が赤城山に篭る話は
納得できなかったが、赤城山の大沼付近は広く、国坂忠治が山篭りした話もまんだら嘘では
なさそうだ。


14:35 黒檜山と駒ケ岳の鞍部からの黒檜山


14:40 駒ケ岳山頂(1685m)


駒ケ岳から見る黒檜山


大沼に向かっての下り道。


15:20 大沼到着
駒ヶ岳登山口に下りたので、車を置いている黒檜山登山口まで大沼湖畔を戻る。


大沼から見る黒檜山


とにかく、赤城山はカルデラ及びカルデラ湖を持つかなりの複成火山でした。

明日は足尾から皇海山に登る予定ですが、その為には今日中に庚申山荘まで登る必要がありました。
時間的に間に合いそうにないので、利根町追貝から入る林道を奥まで車で入って、不動沢から登る事にしました。

2011年10月15日土曜日

鳥羽のチヌ釣り

2011年10月6日 

鳥羽の生浦湾の筏にのってチヌ釣りを楽しんだ。

釣果は20~30Cmのチヌ(黒鯛)が十数尾。



ほとんど人が立ち寄らない、パールロードのパーキングの手洗い場で釣ったチヌを裁く。
まな板は、三輪素麺の蓋ですが、幅は21cmです。


釣具屋で、500円で買ってきた干物乾し籠で乾燥します。


この日は、このパーキングにテントを張り、翌朝一夜乾しを焼いて食べたが旨かった。
面倒なので鱗を取らずに干したが、やわらかい鱗なので気にならない。


パールロードのパーキング(休憩用展望所)からの眺めですが、入り江が見えます。


狸地蔵
パールロードでは年間50匹の狸が交通事故で命を落とすそうで、狸地蔵を作って供養しているとの事です。

スタジオジブリのアニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」を意識して作ったのかと思ったのですが、狸地蔵は平成4年に作られたそうですので、こっちの方が早い。(「平成狸合戦ぽんぽこ」は、平成6年公開)


大王崎の灯台

全国の灯台は全て無人化されましたので、灯台守はいませんが、15の灯台は燈光会の人が受付におられ、見学できるようになっています。

灯台の投光室から見下ろす。




この後、ホテルにチェックインしましたが、ベランダに干物籠をぶら下げて乾燥しました。