自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2018年10月28日日曜日

大杉谷から大台ケ原(3日目)

2018年10月20日
今日は桃ノ木小屋(標高500m)から日の出岳(1692m)まで、1200mの登り。その後、大台ケ原駐車場に停めておいた車で帰る。
桃ノ木小屋付近では未だ紅葉の気配がなかったが、頂上は盛りであった。

深田久弥が、日本百名山の大台ケ原の稿で江戸時代に誰それが登ったとか、丁寧に調べて書いているのだが、大杉谷については最後の2行で「これは見事な谷である。次々と素晴らしい滝が現れる。水は清く豊かで、渓谷の美しさは日本中で屈指といっていい。」とあっさり書いているだけである。
深田は若い頃に奈良県側から下から登った事があるが、2回目は大台ケ原まで車で来て、日出ヶ岳から大杉谷を下っている。

大杉谷について、簡単にしか書いていない
事について、次のような事ではないかと思い当たった。

1)今は鎖が付いたり足場が付けられたりして歩き易くなってなっているが、当時は大杉谷の下山は相当な難路で、多分余裕がなっかたのではないか。

2)登りでは気分が高揚するが、下山ではそれほど気分が乗らない。深田は大杉谷を登らず下山しただけなので、2行しか書けなかったのではないか。

<コースタイム>
6:30     桃ノ木小屋出発
7:00     七ツ釜通過
7:32-42  へつり(七ツ釜の上130m位)
8:15     吊橋
8:28     堂倉滝
8:41-51  堂倉吊橋(堂倉谷と西の谷・栗谷の合流点)
         ここから尾根道に取りつく
10:00-15 堂倉小屋 昼飯
11:30-40 シャクナゲ平
12:22-30 日の出岳山頂
13:10    大台ケ原駐車場


6:38

6:53


























この辺りは谷の傾斜がゆるく砂利が堆積していた。
























































8:41-51 西の谷・栗谷と堂倉谷の合流点(堂倉橋)

(堰の上流側から堰方向)


































シャクナゲの群生地にも杉を植林したので日陰となり、早晩シャクナゲは消えていく。



杉を植えていない本来の林は美しい。この辺りから紅葉している木が見え出した。
今年の台風で倒れた大木


根っこの裏側
根は下にもぐるのではなく、横に這って行くようだ。






















前方が正木嶺であるが、日出ヶ岳の方が高い。