自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2020年5月13日水曜日

那智の滝の落ち口




2020年5月4日 
那智の滝の落ち口を下から見上げるとフラットな感じがする。
上部はギアナ高原の様なフラットな地形なのかどうか見てみたいと思っていたので行ってみた。

水量が多い時の那智の滝は豪快で、音が響き渡るが今日の滝は水量が少なくしょぼい。







滝口までのルートは地図も無く情報も無かったが、大体の方向感覚で山中に入った。

40分位で滝口の上流に到着した。
光っている所が滝の落ち口

上流側

落ち口に近づいて行ったが、登山靴か長靴を履いておればもっと先まで行けたのだが、スニーカーではこれ以上いけなかった。
写真では見えないが落ち口にしめ縄が張られている。後で思えばスニーカーを脱いで裸足で行けば滝口まで10m位の所までは行けたかもしれない。滑ったら命は無いが。

川岸に歩くようなところはなく、花崗岩のスラブ(一枚岩)が水流で削られたようで緩いU字溝のようになっている。


上流側




両側も 緩い斜面で長い年月をかけて花崗岩が削られてきたような地形をしている。




なぜ那智の滝ができたか調べてみた。

熊野周辺では、1400万年前くらいに大規模なマグマの活動が起こり、一部にマグマ由来の深成岩や火山岩ができた。

那智大滝は、浸食に強い熊野酸性火成岩類の花崗斑岩と比較的やわらかい熊野層群(堆積層が隆起した砂岩)の地層の境界に形成された滝で、手前の熊野層群が流れて今の滝ができた。