この観光筏下りは瀬(流れが速く浅い場所)と淵(瀬の前後で流れが緩やかで深い場所)を10回程繰り返して下船場所に着くが、淵では水流がゆる過ぎて筏が動かないので、船頭さんが櫓を岸の乙部に差し込み筏の上を歩いて筏を下流方向に動かしている。場所によっては櫓をこいでいた。
昔の本来の木材運搬筏は1人或は2人の筏師が乗っていただけなので、このような事はできない。
多分雨が降った直後のもっと水量の多い時を選んで筏を流したのだと思うが、その場合逆に瀬での下りが危険となる。
今は上流の小森ダムの定量の放水に乗って筏が動いているが、本来の筏はもっと水量の多い(流れの速い)状態で下り、もっとスリリングなものだったと思われる。
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