自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2013年1月18日金曜日

幕内土俵入りの所作とその意味

幕の内の土俵入りは、全員が土俵に上がり内側に振り向いた後に、妙な所作をする。
子供の頃から見慣れた所作であるが、へんちくりんな事をするなと思い続けていた。

好奇心が強く、物知り、そしてその知識を顕示したいと思う人は結構多い。
どうでも良い事でも、へんちくりんな疑問でも、インターネットで検索してみれば、
誰かが回答らしきものを書いていますね。

幕内土俵入りの所作についての解説もありましたので、紹介します。

①内側に振り向いた後、まず柏手を打ちます。
P1180011-006

→この柏手を打つのは「塵浄水(ちりちょうず)」を略したものだそうです。
 塵浄水とは取組の際、土俵に上がって蹲踞(そんきょ)し、もみ手をして
 柏手一回打った後、両腕を左右に開いて手のひらを返す動作です。

 野天で相撲を取った時代に、水がないために雑草で手を清めたことに
 由来するといわれている。
 また、相手に手のひらを返して見せるのは、武器を持たずに正々堂々と
 素手で闘うことを誓う意味である。

②次に右手を少しあげる。
P1180011-005

→この右手を上げる動作は、三段構えの「上段の構え」を表したもの。 三段構えとは、上段、中段、下段の3つの構えを見せる相撲の儀式。

<上段の構え>(本然の体)




<中断の構え>(攻撃の体)


<下段の構え>(防御の体)
中断と似ているが、もっと手が下がっている。左手が顕著。



③次に化粧回しを少し持ち上げる。
P1180011-008

両手で化粧回しを持ち上げるのは「四股踏み」を表すそうです。 大勢居るので、四股が踏めない。それで簡略したのか。

④最後に万歳をする。
P1180011-009

最後に両手を上げるのは四股の終了を表したものだそうです。。

<幕内土俵入りの動画>

写真と動画は、私が撮ったものです。

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