自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2017年9月10日日曜日

おはら風の盆

2017年9月1日 越中八尾の風の盆

午後3時、富山駅前のビジネスホテルにチェックインし、越中八尾に向かう。
「この日は混み合うので、どの方法で行くのが良いか」と以前富山に住んでいた知人に聞いたところ、「祭り場に近く、臨時バスも増発するので、富山地鉄のバスがベター」との助言があり、バスで向かった。記憶では片道740円位。

風の盆は八尾町の10の旧町と駅回りの福島を合わせた合計11の町で行われるが、旧町は井田川の右岸(下の写真では川の左側)にかたまっており、左端に見える橋の向こう側にある天満町から、奥に向かって旧町が続いている。概して坂道。
11の町が自分の町を中心にそれぞれが自主的に祭りを行っており、一堂に会するような事はなく、それぞれの町で踊っている。
近年は演舞場において、演舞会(1日4組、各20分位)が3日間行われている。(後述)

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午後4時頃だったが、天満町で踊りに出会った。
小学生が左右に分かれて踊っている。
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後方に、お囃子と歌い手と青年男女の踊り手が続く。
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天満町の青年男女の踊り
天満町の子供の踊り


これは別の町の踊り団後方
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これは、鏡町の踊り団
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第一ホテルの出店で簡単な夕食を食べた後、イスに座りたかったので早めに演舞場に向かう。
演舞場は八尾小学校の校庭で、ネットで買ったチケットの席は24列の98番と端っこ。
1列横に100番あり、列も40列ほどあり、その後ろに自由席もある。

ここでは、演者は丁寧に演奏し、歌い、踊っているので、芸を見る上では良いのだが、いかんせん舞台から遠すぎる。
この演舞会の指定席の売り方がどうなっているのか知らないが、前列の席は主催関係者が押さえており、インターネットで売っている席は後方か端っこで、踊りを見物するには遠すぎる席であった。

演舞場の席の多さ(舞台からの眺め)


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演舞場で撮った投稿動画は遠すぎるのでろくなものがないが、二つ挿入。
演舞場での男踊り
演舞場での女踊り

私も撮ったが、あまりに遠すぎるのですぐ止めた。


全国で行われる他の祭りのように、声を上げて踊り回るわけでもなく、裸でぶつかり合うわけでもない。
北陸の古い町並みの中で、笠で顔を隠した男女が、哀調を帯びた民謡に合わせて3日3晩、ただ寡黙に踊り続ける。

女は25歳、男は30歳までの未婚者しか踊らせてもらえないと聞いたが、下手やよそ者は踊らせてくれない、他に類のない独特な祭りだと思う。
江戸時代からあった祭りらしいが、大正年間に富山博覧会かなんかに出演する為に、舞踊の専門家と趣味人が現在の洗練された舞踊に仕上げたらしい。


帰り道の夜景。井田川沿いのぼんぼりは祭りの時だけつく。

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