自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2011年6月5日日曜日

マレーシアのデジ袋(デンプン入りポリエチレンの生分解性樹脂は環境に良いのか悪いのか?)


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花粉回避旅行からかなり日が経ちますが、その時のバッグの中にあったスーパーのデジ袋です。
(4ヶ国回ったので、どこの国のデジ袋か判らないのですが)

”今までのデジ袋は500年間分解しないので河川をゴミだらけにしてきたが、この袋は2年以内に分解するので環境に良い。”と書いてあります。

いわゆる生分解性プラスチックを使ったデジ袋だです。

エコバッグ 001-1

エコバッグ 001


ペットボトル、デジ袋、トロ箱、空き缶等、簡単には自然回帰しない材料の残骸が海や川や道路脇に溢れていますので、日本も出来るところから自然回帰する材料への切り替えを進めるのがいいのかもしれません。

アルミ缶や鉄缶も、自然環境の中でもっと早く錆びさせるような材質変更は可能でしょう。
しかし、金属缶は再利用率が高く、また捨てられたとしても4,5年で錆びて自然回帰しますので、今のままでも良いように思います。

問題はプラスチックです。

日本は、容器リサイクル法によって、分別回収し、再利用するかのようにみせかけたので、現状では分解する樹脂を使えないでしょう。(再利用できなくなる)

しかし、ボトル以外の包装容器は結局燃やすしかないのですから、さっさとプラスチック包装容器は燃やせるゴミに変更して、且つ、デジ袋は生分解性の樹脂に切り替えるのが良いと思います。

ポリ乳酸等の完全分解性プラスチックは環境中の水分により加水分解を受け低分子化され、微生物などにより最終的には二酸化炭素と水にまで分解されるのです が、このデジ袋もそうですが、今巷で使われだしているものは、ポリエチレンやポリプロピレンにデンプンを2,3割混ぜたもので、自然環境に放置するとデン プンが分解してバラバラに崩れるのですが、ポリエチレンは小片にはなりますが、分解されずに何時までも自然界に残るそうです。

このデンプン入りポリエチレンの崩壊性デジ袋が本当に環境に良いのかどうかは、ちゃんとした研究が必要だと思います。

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