2012年5月22日 晴れ
コーチンから南の西南海岸一帯は広大な水郷地帯でバックウォーターと呼ばれる。
バックウォーターはかつては汽水だったが、ヴェンバナド湖のThanneermukkomに堰を作り、ここから北側は汽水、南側は淡水となった。
アラップーザー(旧名アレッピー)は、コーチンの南45Kmにある海岸沿いの町で、ここからバックウォータークルーズが出発する。
昨夜ホスペットを出たバスは、早朝4時30分にコーチンに着いた。
コーチンも見所の多い所であるが、先を急ぎたい気分であり、このバスターミナルでインド人に教えてもらったアレッピー行きのバスに乗り込む。
発車後、車掌に聞くとこのバスは アレッピーには行かないと言っている(らしい)。
どこに行ってもよい旅なので気にしてなかったが、「途中の何とかというバスストップにアレッピー行きのバスが来るから、そこで乗り換えろ。」と言っている(らしい)ので、言われた所で降りる。
この新しいバスストップは若干大きな乗り換え駅のようで、案内所があり、英語でアレッピー行きのバスの発車時刻と乗り場を教えてくれた。
インドの夜行バスに乗ると、夜明け頃、バスが休憩停車した時に、水を入れたペットボトルを持って原っぱや畑に散らばり用をたしているが、この新設されたバスストップには有料の水洗トイレ(5Rs)があった。
7;30
1時間程でアレッピーに着き、歩きながら宿を探す。
7:50
川沿いの道から小道を300m程入ったところにあったゲストハウスは、クーラーもありインターネットもできるというので、ここに決める。750Rsと高くない。
(外国の家は、一般的に部屋毎にバスとトイレが付いているので、このような住宅の一部を貸し部屋にできる。)
これから、コバーラルビーチ、インド最南端のコニャックマリ、インド東南側のいくつかの町を回ってチェンナイに行く事にし、出国日を5月31日に決める。
AIR ASIAの飛行機代は出発日近くになってから買うと高くなるので、5月31日のチェンナイから杭州行きのフライトをインターネットで予約。
その後、バックウォーターの観光クルーズに乗ろうとしたが、乗り合いの船は無かった。
小船をチャーターしないかとの誘いもあったが断り、地元の人の生活用の船でコッタヤムへ行って帰ってくる事にした。
(片道5Km)
アレッピーからコッタヤムへの航路
より大きな地図で インドのバックウオーター地域 を表示
11:45 出発
分厚い英語の本を読んでいた、一番前に座っている人は、女性がIT技術者で、男性は学校の先生。
後で話しかけてきたので、バスや飛行機のチケットの上手な買い方を教えてもらったり、色々話をしたが、インドの印象を聞かれた時、いつもはリップサービスをするのだが、この時はどういう訳か「ビギナーの外国人には旅行しにくい国だ。騙す人が多い。ビールが飲めないし肉も食えないのが困る。」などと正直な印象を言ったところ、「俺は肉を食べるし、酒も飲むよ。」と言って、離れていった。
やっぱり、リップサービスで褒めまくるまくるべきなのだ。
この辺りは、ヴェンバナド湖にあるThanneermukkom堰の南側なので、今日の航路は全て淡水。
11:52
11:55
鴨の集団
11:57
2004年のスマトラ島沖地震による津波で、アレッピーは町がガタガタになり、死亡者が80人出たそうだ。
この辺りも被害にあったのかも知れない。
12:02
お寺にお参りすると額にマークを付けてくれる。
(参拝しないで自分で付ける人はいないのかと、ふと思う。信仰心が欠落している者の邪推か。)
12:12
12:19 ヴェンバナド湖に入る。
広くて向かうが霞んでいる。
13:00
ヴェンバナド湖を横切って、また水路に入ったが、水草で埋っている。
この後、水草がスクリューに絡まって動かなくなったので、別のエンジンを起動してなんとか船着場までたどり着く。(スクリューも別にあるのか?)
帰りには、この水草が消えていたが、風でどこかへ流されていったのでしょう。
13:15
この船着場で、鎌を手にした船員さんが潜って、水草を除去。
13:25
13:58
この辺り一帯は、元はヴェンバナド湖の一部だったと思うが、この堤を作って水路の両側を干拓地にするつもりらしい。(添付地図から推定)
が、今のところ堤も脆弱だし、排水装置も無いので、湿地となっている。
10mか20m幅の堤の上に、ポツポツと家が建っている。
14:03
船が汽笛を鳴らすと、住民が走ってきて前方の橋を上げて船を通す。
14:08
橋の重量に見合った重石を反対側に付けているので、女性でも上げられる。
14:12
堤の向こう側は未だ湿地。
14:17
14:30
終点のコッタヤムに到着。この船は1時間後にここを出発する。
14:36
船着場の上流に大きな国道があり、その橋の上から撮った水路と赤い屋根の船着場。
橋から上流側。
ここから上流側(東側)は、広大な穀倉地帯。
14:51
船着場近くのホテルにレストランがあったが、ベジフードでビールも飲めない。
しかし、地下に肉料理もビールも出す薄暗いバーがあった。
15:59 帰路
あちこちで補修していたが、石積みの方がコンクリートより安くつくのだろう。
日本も昭和30年頃まで、川の堤防は石積みだったが定型にカットした石を使い、崩れにくいしっかりしたものだった。
15:59
16:00
堤の向こう側も干拓予定地。
インドの人口は今後も増え続け、2100年には16億人と推計されている。
インドには未だ農地になっていない平原が多いので、将来の食料供給力には自信を持っていると思う。
ただ、水の少ない所が多いので、水がたっぷりあるここは開墾が優先されるでしょう。
先日、トマト500gを5Rs(7円)、マンゴー1個を20Rs(28円)で買ったが、今は生産過剰で安くたたかれている状況でしょう。
17:03
観光船だと思うが、宿泊できるのかもしれない。
17:19
17:22 ヴェンバナド湖
17:41 漁船
17:56
アレッピーに着いて、ビールを買いに行ったが、細い路地の奥にある小さな酒屋の前に大勢の人が並んでいた。
コーチンから南の西南海岸一帯は広大な水郷地帯でバックウォーターと呼ばれる。
バックウォーターはかつては汽水だったが、ヴェンバナド湖のThanneermukkomに堰を作り、ここから北側は汽水、南側は淡水となった。
アラップーザー(旧名アレッピー)は、コーチンの南45Kmにある海岸沿いの町で、ここからバックウォータークルーズが出発する。
昨夜ホスペットを出たバスは、早朝4時30分にコーチンに着いた。
コーチンも見所の多い所であるが、先を急ぎたい気分であり、このバスターミナルでインド人に教えてもらったアレッピー行きのバスに乗り込む。
発車後、車掌に聞くとこのバスは アレッピーには行かないと言っている(らしい)。
どこに行ってもよい旅なので気にしてなかったが、「途中の何とかというバスストップにアレッピー行きのバスが来るから、そこで乗り換えろ。」と言っている(らしい)ので、言われた所で降りる。
この新しいバスストップは若干大きな乗り換え駅のようで、案内所があり、英語でアレッピー行きのバスの発車時刻と乗り場を教えてくれた。
インドの夜行バスに乗ると、夜明け頃、バスが休憩停車した時に、水を入れたペットボトルを持って原っぱや畑に散らばり用をたしているが、この新設されたバスストップには有料の水洗トイレ(5Rs)があった。
7;30
1時間程でアレッピーに着き、歩きながら宿を探す。
7:50
川沿いの道から小道を300m程入ったところにあったゲストハウスは、クーラーもありインターネットもできるというので、ここに決める。750Rsと高くない。
(外国の家は、一般的に部屋毎にバスとトイレが付いているので、このような住宅の一部を貸し部屋にできる。)
これから、コバーラルビーチ、インド最南端のコニャックマリ、インド東南側のいくつかの町を回ってチェンナイに行く事にし、出国日を5月31日に決める。
AIR ASIAの飛行機代は出発日近くになってから買うと高くなるので、5月31日のチェンナイから杭州行きのフライトをインターネットで予約。
その後、バックウォーターの観光クルーズに乗ろうとしたが、乗り合いの船は無かった。
小船をチャーターしないかとの誘いもあったが断り、地元の人の生活用の船でコッタヤムへ行って帰ってくる事にした。
(片道5Km)
アレッピーからコッタヤムへの航路
より大きな地図で インドのバックウオーター地域 を表示
11:45 出発
分厚い英語の本を読んでいた、一番前に座っている人は、女性がIT技術者で、男性は学校の先生。
後で話しかけてきたので、バスや飛行機のチケットの上手な買い方を教えてもらったり、色々話をしたが、インドの印象を聞かれた時、いつもはリップサービスをするのだが、この時はどういう訳か「ビギナーの外国人には旅行しにくい国だ。騙す人が多い。ビールが飲めないし肉も食えないのが困る。」などと正直な印象を言ったところ、「俺は肉を食べるし、酒も飲むよ。」と言って、離れていった。
やっぱり、リップサービスで褒めまくるまくるべきなのだ。
この辺りは、ヴェンバナド湖にあるThanneermukkom堰の南側なので、今日の航路は全て淡水。
11:52
11:55
鴨の集団
11:57
2004年のスマトラ島沖地震による津波で、アレッピーは町がガタガタになり、死亡者が80人出たそうだ。
この辺りも被害にあったのかも知れない。
12:02
お寺にお参りすると額にマークを付けてくれる。
(参拝しないで自分で付ける人はいないのかと、ふと思う。信仰心が欠落している者の邪推か。)
12:12
12:19 ヴェンバナド湖に入る。
広くて向かうが霞んでいる。
13:00
ヴェンバナド湖を横切って、また水路に入ったが、水草で埋っている。
この後、水草がスクリューに絡まって動かなくなったので、別のエンジンを起動してなんとか船着場までたどり着く。(スクリューも別にあるのか?)
帰りには、この水草が消えていたが、風でどこかへ流されていったのでしょう。
13:15
この船着場で、鎌を手にした船員さんが潜って、水草を除去。
13:25
13:58
この辺り一帯は、元はヴェンバナド湖の一部だったと思うが、この堤を作って水路の両側を干拓地にするつもりらしい。(添付地図から推定)
が、今のところ堤も脆弱だし、排水装置も無いので、湿地となっている。
10mか20m幅の堤の上に、ポツポツと家が建っている。
14:03
船が汽笛を鳴らすと、住民が走ってきて前方の橋を上げて船を通す。
14:08
橋の重量に見合った重石を反対側に付けているので、女性でも上げられる。
14:12
堤の向こう側は未だ湿地。
14:17
14:30
終点のコッタヤムに到着。この船は1時間後にここを出発する。
14:36
船着場の上流に大きな国道があり、その橋の上から撮った水路と赤い屋根の船着場。
橋から上流側。
ここから上流側(東側)は、広大な穀倉地帯。
14:51
船着場近くのホテルにレストランがあったが、ベジフードでビールも飲めない。
しかし、地下に肉料理もビールも出す薄暗いバーがあった。
15:59 帰路
あちこちで補修していたが、石積みの方がコンクリートより安くつくのだろう。
日本も昭和30年頃まで、川の堤防は石積みだったが定型にカットした石を使い、崩れにくいしっかりしたものだった。
15:59
16:00
堤の向こう側も干拓予定地。
インドの人口は今後も増え続け、2100年には16億人と推計されている。
インドには未だ農地になっていない平原が多いので、将来の食料供給力には自信を持っていると思う。
ただ、水の少ない所が多いので、水がたっぷりあるここは開墾が優先されるでしょう。
先日、トマト500gを5Rs(7円)、マンゴー1個を20Rs(28円)で買ったが、今は生産過剰で安くたたかれている状況でしょう。
17:03
観光船だと思うが、宿泊できるのかもしれない。
17:19
17:22 ヴェンバナド湖
17:41 漁船
17:56
アレッピーに着いて、ビールを買いに行ったが、細い路地の奥にある小さな酒屋の前に大勢の人が並んでいた。
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