2012年5月10日 晴れ
遠藤周作の深い河の舞台が何処だったかなあと思い、インターネットで調べていたら、なんとこの町がその舞台でした。
この町の名前はワーラーナシーまたはバナーラスですが、 かつて、日本ではこの町をベナレスと称しており、深い河の舞台ベナレスはこの町だったのです。
深い河のチャームンダー像のくだりを引用する。
「・・・・チャームンダーは墓場に住んでいます。だから彼女の足もとには鳥についばまれたり、ジャッカルに食べられている人間の死体があるでしょう。・・・彼女の乳房はもう老婆のように萎びています。でもその萎びた乳房から乳を出して、並んでいる子供たちに与えています。彼女の右足はハンセン氏病のため、ただれているのがわかりますか。 腹部も飢えでへこみにへこみ、しかもそこにはさそりが噛みついているでしょう。 彼女はそんな病苦や痛みに耐えながらも、萎びた乳房から人間に乳を与えているんです」
この チャームンダー像 がヒンズー大学の博物館にあるとの記事があったので、今夜の夜行列車でアーグーラー行きますが、昼間時間があるので、行ってみることにした。
5:20
朝、目が覚めると、窓辺にサルがいた。
ツアー会社に今夜のアーグラーまでの寝台車と3日後の アーグラー からジャルガオンまでの寝台車を頼んでいた。
それを受けとりに行くと、切符はは取れていると見せながら、コンファームするから夕方5時に来てくれと言う。
後で考えると、乗車券に書いてある価格に対してツアー会社が請求する価格が4,5倍するので、列車の発車間際に渡して、文句があっても追い出そうという魂胆で、切符の受け渡しを遅らしていたようです。
後で来るのは面倒だから、今渡せと言ってキップを取り上げると、次のような事でした。
切符の価格 ツアー会社の請求
ワーラーナシーからアーグラー寝台 169Rs 700Rs(4.1倍)
アーグラーからジャルガオン寝台 239Rs 1200Rs(5.0倍)
取り合えず1900Rs渡した後、あまりにもひどい話ではないかとねじ込んでいたら、1000Rs投げ返してきたので、それをもらって終わりにすべきだったのですが(これでもツアー会社が492Rsの儲け)、私が何を勘違いしたのか、それは貰いすぎだからと800Rs返したのです。
駅で並んで切符を買うのも大変ですが、妥当な ツアー会社のフィーは幾らかなのかなあ?
切符を受け取ってから、昼に何を食べようかと考えながら町を歩く。
11:35
ちょっと古い家とリクサー(人力車)です。
11:43
路地の屋台飯屋で魚を見かけたので注文。これで220Rsとちょっと高い。
(ここはヒンズー教の聖地なので、ノンレジレストランを探すのは大変なのだ。)
昼食後、オートリクサーを拾ってバナーラス・ヒンドゥー大学に到着。
この大学は哲学部も医学部も工学部もある総合国立大学で、敷地も広いが学生数も1万人を越える。
学生に博物館の場所を聞くと、同じ方向なのでついてこいとの事。
一人が色々話しかけてくる。適当に話をしていたら、他の奴が「こいつの英語が通じるのか?」と聞いてくるので上出来だと答えた。外国の大学生はかなり割合で英語を話す。
博物館に着いた。
仏教とヒンズー教の古い石像を展示するコーナーで、上記のチャームンダー像 (腹部が飢えでへこみさそりが噛み付いている像)を探したが、見当たらなかった。
そのブログを書いた人は、インド人に チャームンダー像の在り処を聞いて此処を教えてもらったのですが、遠藤周作が見た チャームンダー像 はこの博物館に無い事は確かです。
(再度ブログを検索していると、遠藤周作が見た チャームンダー像 はデリーの国立博物館に在るとの記事もあった。)
写真を撮らしてくれなかったので、この博物館に何が展示されていたか記憶が定かでないのですが、色々なコーナーがありました。
13:50
学校内に在るヴィシュワナート寺院
14:03
14:00
寺院の中を撮らしてくれないので、2階から外を撮る。
14:18
リクサーで帰る途中で見えた博物館
14:21 校内の道路
左下の頭はリクサーの車夫
14:22
前面に大学の門
14:34 オートリクサー
前席に運転手の他に4人、後席にも5人乗せる。
18時に列車が出発。
3段ベッドで同じブロックに6人寝る寝台車で、同客はドイツの学生2人、国は聞かなかったが別の欧米人1人、日本人2人の合計5人。
この車両の中に外国人はこの5人だけであったが、どうやって同じブロックに集めるのだろう?
日本人はインドを少し回ってセイロンに行き、5月末に帰るとの事。
18:04 車窓から
18:05
遠藤周作の深い河の舞台が何処だったかなあと思い、インターネットで調べていたら、なんとこの町がその舞台でした。
この町の名前はワーラーナシーまたはバナーラスですが、 かつて、日本ではこの町をベナレスと称しており、深い河の舞台ベナレスはこの町だったのです。
深い河のチャームンダー像のくだりを引用する。
「・・・・チャームンダーは墓場に住んでいます。だから彼女の足もとには鳥についばまれたり、ジャッカルに食べられている人間の死体があるでしょう。・・・彼女の乳房はもう老婆のように萎びています。でもその萎びた乳房から乳を出して、並んでいる子供たちに与えています。彼女の右足はハンセン氏病のため、ただれているのがわかりますか。 腹部も飢えでへこみにへこみ、しかもそこにはさそりが噛みついているでしょう。 彼女はそんな病苦や痛みに耐えながらも、萎びた乳房から人間に乳を与えているんです」
この チャームンダー像 がヒンズー大学の博物館にあるとの記事があったので、今夜の夜行列車でアーグーラー行きますが、昼間時間があるので、行ってみることにした。
5:20
朝、目が覚めると、窓辺にサルがいた。
ツアー会社に今夜のアーグラーまでの寝台車と3日後の アーグラー からジャルガオンまでの寝台車を頼んでいた。
それを受けとりに行くと、切符はは取れていると見せながら、コンファームするから夕方5時に来てくれと言う。
後で考えると、乗車券に書いてある価格に対してツアー会社が請求する価格が4,5倍するので、列車の発車間際に渡して、文句があっても追い出そうという魂胆で、切符の受け渡しを遅らしていたようです。
後で来るのは面倒だから、今渡せと言ってキップを取り上げると、次のような事でした。
切符の価格 ツアー会社の請求
ワーラーナシーからアーグラー寝台 169Rs 700Rs(4.1倍)
アーグラーからジャルガオン寝台 239Rs 1200Rs(5.0倍)
取り合えず1900Rs渡した後、あまりにもひどい話ではないかとねじ込んでいたら、1000Rs投げ返してきたので、それをもらって終わりにすべきだったのですが(これでもツアー会社が492Rsの儲け)、私が何を勘違いしたのか、それは貰いすぎだからと800Rs返したのです。
駅で並んで切符を買うのも大変ですが、妥当な ツアー会社のフィーは幾らかなのかなあ?
切符を受け取ってから、昼に何を食べようかと考えながら町を歩く。
11:35
ちょっと古い家とリクサー(人力車)です。
11:43
路地の屋台飯屋で魚を見かけたので注文。これで220Rsとちょっと高い。
(ここはヒンズー教の聖地なので、ノンレジレストランを探すのは大変なのだ。)
昼食後、オートリクサーを拾ってバナーラス・ヒンドゥー大学に到着。
この大学は哲学部も医学部も工学部もある総合国立大学で、敷地も広いが学生数も1万人を越える。
学生に博物館の場所を聞くと、同じ方向なのでついてこいとの事。
一人が色々話しかけてくる。適当に話をしていたら、他の奴が「こいつの英語が通じるのか?」と聞いてくるので上出来だと答えた。外国の大学生はかなり割合で英語を話す。
博物館に着いた。
仏教とヒンズー教の古い石像を展示するコーナーで、上記のチャームンダー像 (腹部が飢えでへこみさそりが噛み付いている像)を探したが、見当たらなかった。
そのブログを書いた人は、インド人に チャームンダー像の在り処を聞いて此処を教えてもらったのですが、遠藤周作が見た チャームンダー像 はこの博物館に無い事は確かです。
(再度ブログを検索していると、遠藤周作が見た チャームンダー像 はデリーの国立博物館に在るとの記事もあった。)
写真を撮らしてくれなかったので、この博物館に何が展示されていたか記憶が定かでないのですが、色々なコーナーがありました。
13:50
学校内に在るヴィシュワナート寺院
14:03
14:00
寺院の中を撮らしてくれないので、2階から外を撮る。
14:18
リクサーで帰る途中で見えた博物館
14:21 校内の道路
左下の頭はリクサーの車夫
14:22
前面に大学の門
14:34 オートリクサー
前席に運転手の他に4人、後席にも5人乗せる。
18時に列車が出発。
3段ベッドで同じブロックに6人寝る寝台車で、同客はドイツの学生2人、国は聞かなかったが別の欧米人1人、日本人2人の合計5人。
この車両の中に外国人はこの5人だけであったが、どうやって同じブロックに集めるのだろう?
日本人はインドを少し回ってセイロンに行き、5月末に帰るとの事。
18:04 車窓から
18:05
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