自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2012年8月22日水曜日

2012年春旅行59日目(サルナート)

2012年5月9日 晴れ

昨夜も4時間程停電があり、ACが使えず暑かった。

今日は、釈迦が悟りを開いた後、初めて説法をしたといわれるサルナートを見物。
仏教が広く布教できた理由を考えてみたが、やはり弟子達が優秀だったのでしょう。


・釈迦の説法に説得力があった。例えば死にそうな人に、「信仰すれば死なない等とは
 言わず、死ぬ事は怖くない、極楽に行ける。」てな事を言ったのか。

・釈迦が長生きし、晩年まで呆けなかった。(享年80歳)

・富裕な地域で布教し、下層者から王族まで、広い層に帰依された。

・弟子達の布教集団が組織的で強力であった。
 (教義の深化が的確であり、布教の組織力も大きかった。) 



サルナートはワーラーナシーの北10Kmに位置するので、オートリクサーで行く。
オートリクサーは、日本のケイヨンよりも小さく、昔のミゼットと似たサイズの三輪車。

誰かが乗っているオートリクサーに便乗する時は、10RS払えば良いが、一人で乗るときは行き先を言って値段をネゴして決める。
大概は言い値の半額まで値切れるが、今回サルナートまで150Rs(210円)。


032



インドはフルーツが安く、トマトは500gで20Rs(28円)。
030


ムールガンダ・クティー寺院の参道。
034

035

ムールガンダ・クティーは新しい寺院であったが、 この中の壁画(仏陀の生涯)は日本人が描いたそうだ。 
036



ダメーク・ストゥーパが見えてきた。
038


039


入口は反対側らしく、フェンス際からのストゥーパ。
041-001


ダメーク・ストゥーパ の券売所で、入場券を買う。100Rs.

入り口に二人いたが、係員ではなさそうな人が入場券を渡せと言って、そのまま知らない顔をする。(半券を切って返そうとしない。)
おそらく、この券を売って稼ごうとする輩なので、この男から入場券を取り返し、半券を渡して入場する。


かつて、多くの僧院が建っていたらしい。

土の中に埋まっていたから、 この遺構が残っているのでしょう。
062


052


053


055

アショーカ王の石柱もある。
050


ダメーク・ストゥーパは、6世紀に建てられた由。
右側に見える黄色い塔は、ジャイナ教寺院。
056


一部に彫刻が残っているが、大部分は剥落している。或いは補修されている。
060


18世紀の写真が、後で行くジャイナ教寺院にあったが、それと比べて
相当補修されている事が判る。
046


ジャイナ教寺院
044


寺の中は写真を撮らせてくれなかったが、写真類は撮らせてくれた。
開祖は紀元前4,5世紀の人だから、仏教と同じ位の歴史がある。
現在、信者は500万人。白衣派と 裸行派 がある。

出家者のための五つの大誓戒
 (1)生きものを傷つけないこと
 (2)虚偽のことばを口にしないこと
 (3)他人のものを取らないこと
 (4)性的行為をいっさい行わないこと
 (5)何ものも所有しないこと

在家者は同項目の五つの小誓戒を守る。(多分、在家者の性行為は許されるのでしょう)

他宗教と比べて特徴的なのは(5)の無所有であり、とくに裸行派の出家者は着衣も持たない。
 
045



日本寺
064

日本寺の中は、やはり日本のお寺の雰囲気があります。
065


しかし、涅槃仏をこのように置くお寺を日本では見たことがない。
067


サルナートに考古学博物館があり、各地で発掘された石像が展示されている。
(写真は撮らせてくれない。)

7~10世紀の仏像が多いが、中に繊細な表情を持つものもあり一見の価値がある。
(石仏では繊細な細工が難しい)  

イスラムの石像もある。 

10,11世紀(或いは5~11世紀)に インドの仏教への弾圧があり、一掃された。
(南部のヒンズー教、北部のイスラム教からの弾圧があり、仏教徒の多くは
ヒンズー教の最下層に組み入れられたとの由)



帰り道の踏み切り
遮断棒が下りてから、なかなか列車が来ないので、自転車やバイクは渡っている。
073

<今日の支出> 1Rs=1.42円
朝食60Rs
20
タクシー(サルナート)150
入場券 (ダメーク・ストゥーパ)100
博物館20
コーラ15
タクシー(銀行へ)50
タクシー(銀行から)50
20
タバコ50
夕飯(マサラチキン)100
夕飯(卵)20
夕飯(リングオニオン)40
夕飯(ビール)150
夕飯(tax)46.5
昼飯(ネパールセット)220
電源コネクター20
キャメル140
寝台車(ワラナシー→アーグラ)700
寝台車(アーグ゙ラ→ジャルガオン)1200

0 件のコメント: