自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2012年10月28日日曜日

「どんぶり料理」と「どんぶり(器)」

麺類が好きな人が多いが、私は文句なしに ”どんぶり料理” の方が好きです。

海鮮丼、天丼、親子丼、カツ丼、牛丼、等、どんぶりにご飯を入れ、その上におかずとタレを載せる食べ物は、日本独特のもので、他の国にはありません。
   

   


まぐろ丼や牛丼が、平たい皿にデレッと盛られてきたら、興ざめで、きっと美味しくないと思う。
やはり丼という器に盛られているから、”どんぶりもの”は見栄えが良く旨いのです。
(中国の皿飯やタイのぶっかけ飯は、アルミ等のプレートにご飯とおかずを載せた食べ物ですが、見た目にも洗練されていない。)


スプーンで食べるカレーライス、オムライス、チャーハン、天津飯等は、平たい皿に盛られますが、最近は若干深皿の器に盛られるようになり、丼に近くなりました。
  



カツライス等は、昔は、ご飯とカツがプレートに盛られ、ナイフとフォークで食べていましたが、これは最悪でした。
最近はご飯がお椀に盛られるようになり、箸で食べるようになりましたが、こっちの方がずっと良いと思います。




中国も含め外国では、汁麺(Noodle with soup)は大きな椀で食べますが、ご飯を丼で食べる風習は無いと思います。

欧米人には抵抗があると思うが、大きな丼を手に持ってその縁を口に当て、タレの付いたご飯と具を一緒に食べる事で絶妙な風味が楽しめるのだ。

思うに、日本ではそれぞれの料理に合った器が作られており、その種類は大変多い。
中国も、西欧も器の種類はそんなに多くないのだ。

中国では、丼という字は井戸の中にものを投げ込んだ音を表す字だそうで、日本の”どんぶり鉢”は日本で作られた言葉であり、この字をあてたそうだ。

江戸時代、一杯盛りきりの飲食物を出す店を”慳貪屋(けんどんや)”と言い、そこで使う鉢が”けんどんぶり鉢”とよばれ、”どんぶり鉢”、”どんぶり”となり、丼の字が当てられた。

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