自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2011年4月3日日曜日

花粉回避旅行 7日目(蘇州から上海、上海発深圳行夜行列車)

2011年3月6日 蘇州から上海経由深圳へ

<蘇州>
誰が言ったのか知らないが、東洋のベニスと言われるらしい蘇州には、沢山の堀があります。

昔は重要な交通路だったのですが、自動車の時代には邪魔なものになっています。

以前、蘇州市幹部との会食の際、次のような話をした事があります。

「今、水路は邪魔になっているが、風情があるし、歴史がある物なので、大事にされた方が良いのは。」

私の意見を聞き入れてくれた訳ではないと思うが、蘇州市は町の中を縦横に走る水路を大事に保存するようである。

(以前駐在していたバンコクは、水路の殆どを埋めてしまった。)

早朝、散歩していた時、水路を掃除する船を見かけました。
P3060148掃除船


深圳へは上海南駅を13時49分に発車する電車に乗ります。
(翌朝、8時55分に着きます。)

朝、散歩をしている時、偶然鉄路售票处(鉄路切符売り場)を見かけたので、上海行きの切符を買う。折角なので新幹線にする。


蘇州の宿をチェックアウトする際、ひと悶着。

レシートを見ると、1日目と2日目の宿泊費が違っているので、

「2日目の宿泊費が間違っているよ。」

と言うと、フロントの人は中国語で何かしゃべっているが、判らない。

(1泊200元以下のビジネスホテルでは、レセプションでも英語を話す人がめったに居ない)

居合わせた客が、「宿泊費は日によって変わるものだと言っている。」と通訳してくれたが、面倒には関わりたくないと思ったのか、インターネットの方に行ってしまった。

「そんな馬鹿な事があるか。2日目も最初に決めた金額にするのが当たり前だ。」
とわめいていると、修正したレシートを差し出してきた。


出掛けに時間をくったので、電車の発車時間に間に合うか際どい。

おまけに雨が降り出してタクシーが拾えない。

人民路まで走って出たが、タクシーを拾えるどころか、渋滞している。

絶望的な気分になったところで、主に観光客を乗せる人力車が目に入った。

「駅まで15分行ってくれ」と言って飛び乗った。

人力車は、大声で人をどかしながら歩道を走る。

信号が赤でも「急には止まれない」と言っているように思ったが、わめきながら突っ走る。

蘇州は海抜3.5mのまっ平らな地形で、本来は坂道が無いのですが、昨今、立体交差ができて坂道ができた。

立体交差の坂道で、車夫は飛び降りて、車を押出す。
すかさず、私も飛び降りて、左右で車を押し上げる。

ようように蘇州駅に到着。(電車発車時刻の5分前)
車夫をねぎらい、チップをはずむ。

P3060156人力車



人の流れに従って、改札を通ったが乗車する電車の表示が無い。

あちこち聞きまわって、やっと高速鉄道のホームにたどり着いた時には、入線していました。
P3060157新カンセン


P3060160中



高速鉄道料金は、蘇州ー上海間(約100km )、46元(約600円)

新幹線とほぼ同じ仕様のインテリアですが、新幹線では5cm程ある隣席との間の肘掛が約2cm程でした。

中国は、肘掛ではなく仕切り線と考えているように思うが、この考え方の方が理にかなっていると思う。

(5cmであっても、2人が肘を掛ける訳にはいかないので、人生の縮図のような陣取り合戦が行われる。後日乗った飛行機では隣があつかましい欧米人で、ひじ掛けを独占するだけではなく、せり出してくるので、不愉快な思いをした。)

300Km/H出ていますが、振動はなく、静かですし、良い電車です。
連結車両数は5,6台か、少なかったと思いますが、満席でした。

中国は、需給の給を少なめにしているので、当日では売り切れで買えません。

日本は、客の不満を少なくする為か、給を多くしているようで、殆どの時間帯で、乗車率が低い。(無駄が多い)


上海駅から上海南駅へは地下鉄で移動

上海南駅は2006年にできた駅で、円形の屋根の下にホームがあり、休憩所スペースがたっぷりあります。
P3060168上海南駅



杭州の後、どこを走って深圳まで行くのか判っていませんが、T101列車です。
上海から深センまでの「硬臥上」は393元(6000円位)でした。
P3060173発車


殆ど残っていない時期に切符を買ったので、「硬臥上」しか買えなかったのですが、3段とは知らなかった。

下段の天井までの高さは、座高の高さより10cm程高いので1.1m程ありますが、上段の天井までの高さは60cm程しかなく、仰向けで寝ると息が詰まりそうになります。

しかたなく、うつ向けで寝ていました。
P3060172寝台車




通路際に小さな椅子があるので、ミニトマト(10元)と瓜子(色々あるが、ひまわりの種が好きです)を食べながら、ここを死守して鬼平を読んでいました。
P3060184トマト


夜、検札が来たので、座席カード(乗車する時に、乗車券と座席カードを交換される。降りる時に乗車券を戻してくれる)を見せたところ、周りの人が、「パスポート」と言ってくれる。

検札ではなく、身分証明書のチェックらしい。


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