自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2013年5月5日日曜日

2013年ミャンマー・タイ旅行 31日目(ヤンゴンからバンコクへ)

2013年3月29日


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今日でミャンマーでの滞在日数が観光ビザ期限の28日目になるので、バンコクに移動する。

今回のミャンマー滞在での、印象等をまとめてみる。

1)人が非常に良い
・インドやインドネシアの観光地では、しつこく言い寄ってくる人が大勢いたが、この国ではそういう人がいなかった。しかし、こちらから声をかければ、親切に応対してくれる。またこちらが希望すれば何時までも話に付き合ってくれ、優しい人が多い。

・価格は誰にたいしても公平で、現地人への価格と変わらない。またどこで買っても値差はなく、ネゴの必要がない。ゲストハウスでバス乗車券の手配を依頼してもマージンは取っていない。 

しかし、この点はヤンゴンに入ると違ってくる。一部の人は相場の知らない外国人に対して、高い価格をぶっかけてくる。
地方のミャンマー人にあくどく儲けようとする人がいないのは、宗教の影響とか気質とか風習によるということではなく、軍事政権下で相場の知らない外国人が長い間いなかったので、相場より高い価格でも売れて大儲けできるという事に気がついていない為だと思われる。

ところが、ヤンゴンでは一部の人が高い価格を提示してもそれが通り、大儲けできる事に気がついた。そうなれば、そのやり方に追随する人が増えてくるのは自然の成り行きで、今その過程にあるのだと思う。
従って、ミャンマーの地方もそのうちにインドやインドネシアやタイの観光地のように複数の業者の価格の調査とネゴが必要になってくるものと思われる。

2)ゲストハウスはそれ程高くない。
ナパリビーチ(25USD),ヤンゴン(18USD)を除いて、12~15USDのゲストハウス(エアコンまたはファン)に泊まったが、この価格はこの後に行ったタイ南部の島のボロバンガローとほぼ同価格(500B)で質を考えるとはるかに良い。しかし、タイ北部ではもっと上質のホテルに500Bで泊まれるし、ネパールのホテルももっと安いので、それらに比べると高いとも言える。

ヤンゴンの中高級ホテルフィーが最近急騰している事は確かであり、地方のホテルも最近上がっているのだと思うが、未だそう高くないと思う。

ピーで出会った日本人バックパッカーは、「ゲストハウスの価格が以前来たときより2倍以上になっているので嫌になった」と言っていた。
ミャンマーではドミを見かけないので、300~500円位で泊まれる宿は無いのかもしれない。
従って、欧米のバックパッカーは、バスが町に到着すると、直ぐに部屋をシェアーする人を探している。

3)食べ物はタイに比べて安い。
フルーツの価格はタイの1/3.屋台の麺類もタイより安い。

4)バスや自動車は日本や韓国の中古車が多い。韓国中古バスのシートは座り心地が悪く、長時間乗った時には本当に疲れた。

5)仏教の現在と今後について
子供の頃にお寺に入るが、その期間は任意で、1週間で出てくる人もいるが、長くいてもよいらしい。
朝の托鉢は厚くもてなされているが、その他に、お寺の協力者だと思われる一般人が道路で寺への寄進を求めている姿をよく見かける。
今のところ、仏教あるいは仏教団体が無視されているという事はなさそうだが、あまり関心を持っていない人も多いので、これからどうなるのか興味深い。

6)町よっては、イスラム教徒も目立つ。彼らは強く団結しているように見える。イスラム教の人が「神がいると信じている」と言っていた。

7)ミャンマー人は一般的に小柄で痩せている。
50円位の麺類をよく食べているが、量が少ない。たんぱく質と野菜の摂取量が少なく、栄養状態は悪い。

8)ほとんどの男性は、クンロー(ビンロー)を噛んでいる。葉っぱに石灰を溶かした液を塗り、ビンロウの粉末を巻き込んだものが4個300K(30円)程で売られている。

9)地方では工場を全く見かけない。仕事が無く、男はティーを飲みながら長くだべっている。金がある人は朝からビールを飲んでいる。

10)建築現場や道路工事の現場では、女の人が運搬人として働いている。男は監督と機械を動かす人だけで男が汗を流して働いているところはあまり見かけない。
田植えでも女の人ばかりが働いており、男は代掻きをする人ぐらいで、男はあまり働いていないような気がする。

11)乾季には畑や田んぼはカラカラとなり、農作物が全く育たない。この期間は牧草地にもならないので牧畜もできない。
JICAで日本の稲作技術の指導者を派遣したりしているが、無意味ではなかろうか。
こういった地域への支援を考えるのであれば、日本の農業研究所も乾燥地での農業技術を研究をして、その技術を紹介するといったことが必要だと思う。
乾燥地で育つ作物の研究。雨季にたっぷり雨が降るので、これを溜め込んで乾季に利用できないのか。雨季に牧草を何度も刈り込んで貯蔵し、乾季の飼料として、飼育数を増やせないか。

10)半分はミャンマー族らしいが、その他に色々な顔つきをした人がいる。人工5000万人の多民族国家。

11)ミャンマーでは英語を話す人が多い。馬車やタクシーの運転手は皆英語を話す。
高校の教科書は英語で、ノートも英語で書かれたいたのには驚いた。

12)平野は広く、人はまじめで働き者なので、今後発展すると思う。
その時、ミャンマー人の体格は大きくなっており、クンロー(ビンロー)と腰布とタナカーン(顔に塗る木粉でミャンマー人のコスミック)の店は半減していると思うのだが、さてどうなっているか興味深い。
10年後に再訪問して予想通りになっているかどうか見てみたい。

古いビルが建ち並ぶダウンタウンを後にし、
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飛行場のある北に向って進むと街路の様子は変わる。
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シュエダゴン・パヤーを左側に見て北に進む
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空港までのタクシー代は2000K(200円)と高くない。
エアーアジアでバンコクのドムアン空港に飛び、今度はカオサンのゲストハウスに宿を取る。
500B(1700円、エアコン)
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