自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2013年5月25日土曜日

2013年ミャンマーとアマンダイ海の旅 49日目( from Mook Island to Sukorn Island、ムック島からスコーン島へ)

2013年4月16日

昨夜は停電があった。
島内で発電しているが、停電の回復にはかなり時間がかかるという経験があるのか、ロウソクが配られた。
このバンガローのレストランは安くて旨いのだが、停電なのでビールを買って部屋で飲む。
アテは、雑貨屋で売っていたヒラジャコの煮干だが、結構旨かった。

今日は7時40分発の船でトランへ行き、トランには泊まらずにスコーン島へ移動する。
トランまでの船賃は250B。(桟橋からトラン駅までのバス賃も含まれている)


より大きな地図で タイ アマンダイ海の島 を表示

6:55
バンガローは窓も無く居住性が悪いので、パッキングした後、すぐに外に出て待機する。

この島は蚊が多く、またここの蚊は体を動かしていても食いつき、腕や顔に止まった瞬間に刺すので性質が悪い。今朝もしこたま蚊に食われた。
(蚊よけクリームは必需品だが、必ずしも効くという事はない。また、タイで売っている蚊取り線香は蚊を追い払うのが目的のようであり、煙を充てても蚊は死なない。)

次の写真は世話になったレストランの入り口。
このレストランの付属バンガローに泊まったが、バンガローはこの奥の森の中にある。
右側の白い花は浜木綿。
7:30 桟橋到着



船の出港を待つ人。
ザックを背負っている若い娘さんは、隣のバンガローに泊まっていた人。今日バンコクに帰るそうだ。
そういえば、ソンクラン休暇も今日で終わる。
明日からはぐっと寂しくなり、この辺りの観光施設は店仕舞いを始めるそうだ。

船の屋根上は輸送荷物の置き場となる。
返しなので空箱であるが、毎日これで氷を運んでくる。
桟橋にかなりの漁船が係留されているが、長さ4m位の小さなテールボートがあった。
網を船上に巻き上げるエビ網漁は大きなテールボートを使っているが、蟹籠漁は、この小さなボートで行くようだ。

ここの蟹籠漁は、朝9時頃に沈めていた蟹籠を引き上げ、中に入っている蟹をつかみ出し、新たなエサを籠の中に入れて、沈めてくるのだそうだ。

右側の袋に入っているのが、エサの小魚。
左側に折りたたみ式の鉄フレームの蟹籠も見える。

北海道では、もっと大型の鉄のフレームで出来た蟹籠を使っている。
「木の枝で作った蟹籠ではオホーツクの荒波ではすぐに壊れるがなあ」と思っていたが、タイにも鉄フレームの蟹籠はあったのだ。

日本の蟹籠漁とちょっと様子が違うが、ここは水深が3mと浅く、内海なのでこれで良いのだろう。
8:00 出港 「さーらば、ムック島。また来るまーでえよ。・・・」



8:13 蟹籠漁の小型船だ。籠を回収しているのか?

8:13 本土が見えてきた。

8:25 川に入っていく。左右はマングローブの森。


8:35 桟橋に到着 この船に乗ってきた。

9:40 トランの市街

トラン駅前にはツーリストサービスが並んでいるが、その一つに入り、スコーン島行きの乗船券を買う。
桟橋までのソンテウ代も含めて、350Bだと言うので、ちょっと高いなあと思ったが、そのまま払う。

ソンテウが来るまで時間があったので、タバコや食料の買出しをする為に道路に出る。
隣のツーリストサービスの看板が見えたが、スコーン島は250Bとなっている。
すぐに引き返して、隣は250Bとなっているとねじ込んだが、このモスリンのおばはんは、知らん顔をして取り合ってくれなかった。

桟橋までのソンテウは、荷物の運搬業の方が主のようで、あちこちに停まって荷物を下ろしたり載せたりしている。夫婦でやっているが、荷台に乗ったおばさんが荷捌きをしている。

このおばさんに聞いたところ、桟橋までのソンテウ代が50B、スコーン島までの船賃が50Bだそうだ。あのツーリストサービスのおばはんは250Bもマージンを取りやがった。

11:50 
桟橋に到着(この桟橋の名前は知らないがトランの南部)

この船でスコーン島へ行く。

この船は、生活物資を島まで運んでいる。
白い袋に氷を詰め替えている。プロパンガスボンベも少し積み込むらしい。
ペットボトルの水も積み込む。私の青いザックも積み込んでくれた。


ローディング(積み込み)で相当遅れたが、出港の合図があり、船に乗り込んだ。
しかし、その後、なかなか出発しない。

聞くと、乗客のおばはんが病院に行ったきり戻って来ないので待っているとの事。
船員が迎えに行って連れ戻し、やっと出港となった。

12:55 出港
この船は12時に出港するはずであったが、結局12時55分の出港となった。
観光シーズンが終わり、スコーン行きの船は、1日1便となっている。
この船には10人程の乗客が乗っていたが、私以外は全て地元の人だった。

幅50m程の川を進む。左右はマングローブの森。
12:57

13:30 マングローブの林を抜けた後、広い海に出る。



海底に突き刺した棒の列。
隣にいた爺さんに「蟹を獲る仕掛けか」とジェスチャーで問うと、「そうだ」と頷いてくれる。この辺りの海の水深は、全て3m位らしい。
まともに意思疎通できているのかどうか判らないが、多分そのようだ。

「ポー(定置網)か、刺し網(カニの通り場に網を張っておくとカニが網に絡まる)を張るものか、蟹籠をぶら下げるものか」と聞いてみたが、通じなかった。

13:40 スコーン島が見えてきた。
スコーン島南東端の桟橋に接岸

桟橋に降り立つと、「俺のバンガローに来い」という人がいたので、その人のバイクに乗る。

2Km程走った所にこの人のバンガローがあった。この道の左側。


本業はレストランらしいが、4,5棟のバンガローもある。
ここに着くまでに、大きなリゾートが何軒かあったが、ソンクランも終わり、観光客の気配は全く無かった。
このバンガローの娘さん
この子のズボンを干しているが、随分まとめて洗濯したようだ。

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