自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2013年3月13日水曜日

2013年ミャンマー・タイ旅行 12日目(Bagan,バガン)

2013年3月10日

バガン遺跡
40Km2のエリア(パラパラと木もあるが乾燥した丘、畑にしている所もある)の中に、11世紀から13世紀に建てられた3000塔以上の仏塔(パゴダ)が、100m~500m位の距離を置いて林立している。













仏塔はミャンマー語ではパヤーと言い、元は仏舎利を安置する施設、後に仏舎利の代用としての仏典を安置する施設とされているが、ここのパヤーには仏像が据えられている。

300年間で3000塔作ったとすると、1年間に10塔作った事になる。

財力に応じてそれぞれの大きさのものを、家毎に作ったと思われるが、1代で1塔位作ったのかもしれない。

状況をイメージするために仮の計算をしてみた。

1代が30年とすると300年は10代となり、1代で1塔作ったとすればと、1家(1族)で300年間に10塔作った事になる。
この場合パヤーを作れる財力の在る家(地主とか豪族)が、300家あったことになる。
王家が半分作ったとすれば、150家あった事になる。


下の2枚の写真の中に、それぞれ十数塔あるのです。

























<バガン遺跡を見て思った事>

これを作った人たちは、仏教を信じ、仏塔を建てることによって来世にご利益があり、仏教を信じない場合は地獄に落ちると、心から思っていたのだろうと思われます。

仏塔を建てないと地獄に落ちるとまでは思っていなかったような気がするが、全身全霊全財産をかけて仏教を信じ、仏塔を建てたのだろうと思います。また、富と権力の誇示の意味合いもあった。
(全財産をかけていた事で、日馬富士さんよりもう一段上の真剣さがあった)

7~13世紀に、全身・全霊・全財産・全生涯をかけて作られた大掛かりな仏教遺跡が世界各地にあります。


・バガン遺跡       :11~13世紀

・敦煌の莫高窟             :4~14世紀

・奈良の大仏               :8世紀


・アンコールワットと周辺の遺跡   :10~12世紀


・インドネシアのボルブドゥール遺跡 :8~9世紀


・インドのエローラ石窟         :5~10世紀

・スコータイ遺跡             :13~14世紀

・龍門石窟                :6~10世紀



一部の富裕層だけだったと思われますが、食べる事で精一杯という時代が終り、精神的な事を考えるようになり、工作技術も上がり、芸術心(絵心)も目覚めてきたのが、この時代だったのかもしれません。
また、この時期にどの国も共通的に王や豪族や地主に富が集中するようになったのかもしれません。


レンタル自転車(150円)に乗って見て回ったが、いくつか回るとどれを見ても同じようなものなので、飽きてくる。
沢山写真を撮っているのですが、何という仏塔やらさっぱり判らない。

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